時どき絵を描きます。お遊びのようなものですが、パステルで綺麗な色を広げていると楽しく心が落ち着いていきます。踊っているときのように、そのことに没頭していき特別な時間が流れ出すのです。
最近は全く描いていないのですが、また時間を作って描きたいと思う。
綺麗な色がグラデーションになったり、混ざり合ったりするのを観るのが好きです。何かいろいろ刺激されます。中学生の時に写生会で色彩賞をもらったことがあるのですが、その時、稲穂が折り重なって広がっている風景を描き、絵の具でいくつも色を重ねて色彩のグラデーションを作るのに没頭していた記憶があります。
なんと単純な絵(笑)この絵を描いた頃、心配なことがあり心は今にも崩れそうだったのですが、子供のころ姉妹で過ごした楽しく温かい記憶に思いを馳せながら、無心でパステルを広げていたらこんな仕上がりになりました。実際の色はもっと明るいオレンジなのですが、写真では色合いがうまく出ません。
この時、祈るように描いていました。その後、心配していたことは安堵へと変わり、本当に胸を撫で下ろしたのでした。その当時のことを思い出しても涙がこみ上げそうになります。
部屋に飾ってみました。自分で描いたものだけど、観ていると温かく優しい気持ちになるのです。父や母、妹たち、友人・・・かけがえのない大切な人たちを、大切にしていこうって心新たになる。日々の忙しさにかまけて、近ければ近いほど甘えが出て後回しにしたり、時には優しさが足りなくなってしまうことがあります。
永遠であってほしいと思うけど、物理的には大切な人たちとの時間は限られたものであると痛切に感じる今日この頃。一瞬一瞬を大切にしなければ取り返しのつかないこともあるのだと思ったりする。自分で描いたこの絵は、怠惰になっている自分の心をハッとさせてくれます。
単純な絵ですが、そんな思いで祈りながら描いた記憶がそうさせます。
B.B Wonderlandブログ更新しました!「女心と秋の空~」今回は自分が担当しています。