観劇「決断〜命のビザ〜」水澤心吾さん一人芝居に感激!

日本のシンドラーと言われた人、杉原千畝物語

昨夜は、マルセまゆみ先生、英一先生、M姉と一緒に水澤心吾さんの一人芝居「決断〜命のビザ〜」の観劇に内幸町ホールに行って参りました。物語は、第二次世界対戦中、ナチス.ドイツの迫害から逃れようとしたユダヤ人の人達を救うため、悩みに悩見抜いた末、独断で日本のビザを発給し、後に”日本のシンドラー”と称賛された人、杉原千畝氏(当時、駐リトアニア外公官)の骨太な人生を描いた作品であります。千畝さんが救ったユダヤ人の数は、なんと6000人!!今、その救われた人達が「命」を繋ぎ、なんと25万人以上になっているそうです。とてつもない救世主ですよね!!

情熱熱風!迫真の演技に前のめり!!

観る前からワクワクだったのですが、実際は、想像を遥かに越えたものでした!水澤さんの、全身全霊で杉原千畝を演じられている、否、水澤さんと千畝さんが一体となって、本当の杉原千畝をそこに見ていると思うくらいの臨場感がありました。ですから、おやびん終始前のめり観劇(^0^)!!特に、ユダヤ人の人達にビザを出すべきか、それとも母国日本の命令に従い、諦め帰国するか、否、それをしたら一生後悔に苦しむのではないか、でも自分の行動で、一緒にいる妻や子供達を危険に晒して良いのか、どうしたら、どうしたら良いんだ!!と、悩み苦しむシーン、そして遂には「主よぉ〜〜!!!」と、祈り求める迫真の演技には、心が縦横無尽に激しく揺さぶられ、千畝さんの苦悩が痛い程伝わってきました。お芝居で観ている私でさえ、これほどに胸が苦しくなったのですから、千畝さんご本人の当時の心中を思ったら、もうおやびんのソウル.メーター振り切れて計測不能でございます!!

☆杉原千畝さん

アガペの愛の人「杉原千畝」

そして発給を決断し、更に奥様と子供達(特に長男)の深い理解を得て、再三の日本からの帰国命令にも関わらず、ギリギリまで、もうそれは帰国のため乗り込んだ電車の中でも尚、ビザを書き続け、動き出した電車の窓から最後の一枚を必死で手渡すまでのシーンは、息つく間もないノンストップ演技!!ひたすらビザを書き続ける描写の凄味に、またまたドンドン吸い込まれて行きました!一人でも多くの人を救いたいという、千畝さんの「アガペの愛」が、水澤’s千畝からバンバン彷彿されていました。アガペの愛とは、無償の愛、不朽の愛で、神様が私たち人間に対して下さる愛とでも申しますか、まさに千畝さんは、献身の人なのでありました。物語の最後に、恐らく天国から地上を眺めている千畝さん(千畝さんはクリスチャンでしたから天国在住です!)が、救ったユダヤ人の方から、”あの時救って下さったお陰で、ひ孫にまで会えた”との、感謝の手紙を読みながら、「あの時、決断した事は、間違っていなかった!!!」と噛みしめながら感するシーンは、もう涙腺決壊でした。それまでも、何度もウルウルでしたが、最後は涙腺ダム止められませんでした(;_;)。終演後、暫く立てないくらい放心状態でした。

肉体と反比例して行く魂年齢

終演後の舞台挨拶で、水澤さんは、このライフワークの本作品を、1000回達成を目指し、演じ続けるとおっしゃっていました。現在、218回でしたっけか?!1000回に到達する頃には、自分は80歳を越えているかもしれない。そして、その頃には老いてふらつき、ヨレヨレで、頭もハゲちゃってるかもしれないと(笑)。でも、たとえ肉体は老いても、”自分の内側におられる方”が、自分を中から熱く燃え上がらせ下さると信じているから、今以上の舞台になっていくと確信していると、熱く語って下さいました。順調にバイプレイヤーとしての道を歩んでいらした状況とは裏腹に、自分の演技に自信を失い、俳優から離れていた時期もあったという水澤さん。杉原千畝という人との出会いでインスパイアされ、深く探求していくうちに、千畝さんの大胆な決断の源がジーザス兄さんにあるという事を知り、導かれる様にクリスチャンになられたそうです。そこから、この舞台を中心に俳優業を再開されてから今日まで、水澤さんも神様に導かれながら、その祝福でしょう、たくさんのサポーターの方々を得て、精力的に活動されていらっしゃいます。そんな姿を見て、私も大いに励まされました!!肉体の老化なんて屁のカッパじゃ!!生きてる「霊」と、燃える「魂」が有れば、大いに爆進できるのです!!ハレルヤ〜!!